電子情報技術産業協会(JEITA)における活動

ソフトウェアエンジニアリング技術専門委員会

大槻, 2014.02.09



委員長は、北陸先端科学技術大学院大学の二木厚吉教授で、先端の学術・技術動向を把握するための活動を行っています。古くは1993年頃に部品化再利用委員会という名前でスタートしたもので、かれこれ20年以上に渡る活動を続けています。現在は飯泉が幹事をつとめています。

毎月1回のペースで、話題になっているトピックスの中心人物や先端領域の専門家をお招きして講演をしていただき、委員との討議を行う方法で進めています。年末にはウィンターワークショップと称しというまる一日の集中講演会を開催しています。

過去の交流の中で、大槻が触発され簡単なまとめ(随想)を行ったもので記憶に残っているものは、以下の通りです。

情報技術の世界戦略と非機能要求技術

2007.10.22

・2007年7月6日 岩野和生氏(日本IBM)「IBMから見た情報技術動向とSOA」
・2007年8月31日 吉田尚志氏(NTTデータ)「アーキテクチャ設計のための非機能要求記述」

上記前者は、IBMの世界戦略としての、仮想化技術、データ連邦化、サービス化という現在では常識化している方向性について述べたもので、有名なパルミサーノレポートの米国の意図についても解説している興味深いまとめになっています。

jeita_soa_nfr_rep_20071008.pdf

品質向上標準化への取り組み(富士通)

2009.3.30

・2008年12月19日 成瀬泰生氏(富士通エフサス)「システム品質向上へ向けた作業標準化への取り組み」

jeita_fujitsu_rep_20090330.pdf

デザイン論とイノベーション研究からのアプローチ

2011.1.28

・2010年7月30日 永井由佳里教授(北陸先端科学技術大学院大学)「デザイン論について」
・2010年11月5日 喜多千草教授(関西大学)「イノベーションプロセスの思想史的記述モデルについて」

私(大槻)にとって創造的ソフトウェア構築についての探求の契機となった講演です。これ等の講演に基づいて知働化研究会の小論を執筆しました。

designmethod_20110128.pdf