随想

ソフトウェア参謀という仕事

2014.2.13

これからは知識主導の社会です。勝ち残っていく企業は、競争力の源泉となる知識を、手順化できるものはソフトウェアに組み込んで自動化し、人間がやらなくてはならない創造的な活動に専念していくことになるでしょう。もっと言うと、ソフトウェアを含めたビジネス領域全体、組織や仕組みをデザインすることが要請されています。従って経営に直接結びつく活動になりますから、私はこういった職種を「ソフトウェア参謀」と呼ぼうと考えています。


新ソフトウェア宣言〔詳説〕

2014.2.17

『新ソフトウェア宣言』は、7つの文から構成されています。それぞれの文は、それぞれ深い意味を持っています。また、相互に関連もしています。さらに、記述されている順序にも意味があります。新しい世界観を示すために言葉を厳選し、無駄を省き、シンプルで判りやすい宣言になっています。我々が学問や技術領域を語る場合には、一つの「関心」を持っていると言えるでしょう。


事実・理論・予想・定理・掟理

2014.2.20

ソフトウェアに関わる領域では、人の意思決定や行動にまで分析の対象にするために、社会科学的な見方をしていく必要があります。その上で、ソフトウェアの世界で起こる現象を説明する法則を発見し、事実の裏付けを持つ掟理としてまとめていくことが要請されていると思います。